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平成25年12月6日(金)に陶祖800年祭実行委員会で、奈良県磯城郡川西町に陶祖の調査に行きました。六角陶碑に「大和国諸輪荘道蔭村」という地名が出てきます。これが奈良県磯城郡川西町にある「唐院」ではないかともいわれているため、訪問しました。
川西町が書かれている「磯城郡史」を見せていただくと「古(いにしえ) 昔此地は道陰と称せしを、遂に唐院の字に轉(てん)訛(か)せしと云う。箕輪寺の什寶に其名を存す」という記述がありました。
つまり、古くは道陰と言ったが道陰は、音読みすると「どういん」である。また、この文字は「とういん」とも読めるので、いつしか唐院という字が当てられるようになったといわれています。
「磯城郡史」での「唐院」の説明には「瀬戸焼の陶祖加藤藤四郎は此地の出なり~」と書かれ、これに基づき、「唐院」にある箕輪寺跡地にあるパネルには、藤四郎について書かれていました。
また、唐院で踊られています「唐院音頭」の11番の歌詞は、次のようになっています。
〝とんと唐院 それよいところ 素焼かまどに火が燃える 加藤藤四郎 今いずこ やれこれどっこい 箕輪陶器の 箕輪陶器の 創め所 さてもよいよい よいとさとさ〟
と、「加藤藤四郎」の歌詞が出てきます。

川西町調査
川西町調査